初日の朝、大阪は雪が積もったらしい。
猫カメラで見ると確かに真っ白。
大阪よりは雪が多いのに、一度も雪景色を見る事なく終わった。
公演は無事終了。
好評なようでこの先の公演も決まりそう。
夕方にはバラシも終わって、打ち上げ。
早い時間から始まったので日が変わる前でも6時間くらい飲んでいた事になる。
取り合えずこの公演の次は1年後なので、さらに先を行くために明日、反省も含めて色々考えてみよう。
先月から続いた旅公演はこれで一段落。ようやくゆっくり休める事が出来る。
明日もゆっくり帰ろう。
旅公演3日目は稽古、ゲネプロと一通り終了して後は初日を迎えるのみ。
去年の8月の初演の時にうまくいかなかったところを、次はそこを考え直してと思っていたのだが、気がつけばすっかり忘れていて、今回もまた同じ失敗をしていてああ、なんて進歩のない自分にがっかり、もうすぐまたひとつ歳を重ねるのになにひとつ成長していない情けなさに打ちひしがれていますよ。
来年の再演のために今度こそ忘れないように、センターから上手、1間の間に注意、間口と奥行きを再考、と書いておこう。
打ちひしがれているけど、帰りにいつものおでんの屋台に繰り出す。
もうしばらくこれないなあ、としみじみ味わっていたが、今年の夏にまた来る事を思い出した。
お持ち帰りにいつものおはぎを買って帰ろうと思っていたら、一瞬の間に、全部売り切れてしまい、きなこしか買えなかった。これもおみくじのせいに違いない。
昨日はホテルでパソコンでメールチェックしていた時、急に右足がつって激痛が走り、そのままベッドに倒れ込んでのたうち回っている間に気がつけば寝てしまっていたが、これも全部、おみくじのせい。
地味な不幸が続くが、地味すぎる。
またまた旅公演。
今年は今のところ大阪にいるより旅に出ている事の方が多い。
今回の場所は3週間前にも来ているので、なんか変な感じ。
泊まるホテルも一緒、部屋もなんと一緒。
8日は移動と劇場に入ってからの稽古見。
劇場はいつもの小劇場ではなく大きい方なので、それは新鮮。
稽古終わりで飲み会、仕込み前だというのにちょっと飲みすぎた感じ。
おみくじ凶の魔の手は相変わらずで、前日、夜中に作った仕込みで使う特殊なケーブルを忘れてしまった。
無いと出来ない訳ではないが、せっかく仕込みの手間をなくすために作ったのに忘れてしまうなんて。
不注意なだけだと言う意見は置いといて、おそるべしおみくじの魔の手!
でも前回、行きのチケットをトラックに積んでしまって新しく買わなければならなかったけど、再発行のチケットと購入したチケットを持って精算所に行ってみたら、手数料を引いてお金が戻ってきた!
回数券とかのチケットは適応されないと聞いていて半分諦めていたけど。
これで地味に不幸な現状を打破されればいいのに。
何度も書いているが正月3が日、3年連続、おみくじ連続6回の凶という偉業を達成したせいで、地味に不幸が続いている。
先週の公演の楽日、全てを終えて荷物を持って楽屋を出ようとした時、かばんからカメラが転がり落ちて、ファインダーに取り付けていたマグニファイヤーが壊れて破片とともに飛び散り、帰りの新幹線で大阪に着いて降りる時、直前まで持っていたチケットが行方不明になり、行きもチケットがないせいで、新たに購入せざるを得ない状況だっただけに、またかと焦りはしたが、これは紆余曲折の後に見つかったので事無きを得たが、チケットの不運は続いて、昨日の稽古場で来週からの旅公演のチケットを貰ったが、それも寸前まで目の前にあったのにいつの間にか行方知れず、先週のいきさつを知っている人間にまたか、という顔をされて、ああ、もうチケットなんかいらないと思ったら、ファイルに挟まっているのを見つけてもらってこれも事無きを得て、今日は、事務所の前の自販機で缶コーヒーを買おうとしたら、100円玉が何回入れても転がり出てきてしまい、ああ、ほんと地味に不幸。
たんに不注意なだけだと指摘されそうだが、これは絶対おみくじのせいさ!
昨日、無事に帰ってきて、お留守番していた猫に出迎えられてようやくわが家で一息、
今日は事務所で機材降ろしと後片づけ、それと来週の旅公演分の図面作成に取り掛かる。
帰ったばっかりなのに。
今回の公演は、いつもと違った心境で楽日を迎えた。
なんかと一つ一つのシーンをきちんと見ようと思った。
正月明けてすぐに公演の時もそうだった。
もちろん、いつもちゃんと見ているんだけど、もっと丁寧に神経を集中させていた。
そうするとあっという間に終わってしまった。
いつまでも続いて欲しいと思う事に限ってあっさりと終わってしまうもんだな。
毎回、公演前は最高の出来を目指して考えて作っているけど、終わった後には必ずやり切れなかった思いが残り、次こそはと頑張るけど、今までは次がない事があるなんて思いもしなかった。だからよりいっそう、力を入れて頑張ってみた。
それなのに、今回も終わった後で、あそこはこうすればよかった、あのシーンの明かりは不要だったと、反省する事ばかりでまだまだ未熟だと痛感。
気持ちの後片づけは出来ないままだ。