気がつけば大晦日。
例年以上に忙しい年末だったので、大掃除どころか、仕事納めもまま成らぬまま。
誰も来なくなった29日まで正月明けの荷出し準備に追われ、まだ全部終わりきっていないけど、昨日はお休みしてちょっと奈良へお出かけ。
迎春ムードを味わおうとしたけど、雨でそれどころではなくなり、楽しめないまま。
ならまちの古い銭湯の寧楽湯、一度は入りたいと思っていたけど、久しぶりに行ったらもう閉まっていた。
がっかり感満載で年越し。
こんな締めくくりで果たして来年がいい年になるのか不安がいっぱいのまま、もうすぐ今年も終わります。
忙しくて出来なかったので、今からうちの大掃除だけど・・・
先週の公演も終わり、年内の公演は全て終了。
ゆっくりと年越し準備でも・・・とは行かず、年明けてからの立て続けての旅公演の図面描きに追われて、それ合間にも会社の現場にも出向き、倉庫の片づけにも追われて、まさしく、年の瀬。乗り切れるかどうかの瀬戸際。
年末年始は仕事をしないを信条にしていたのに。
先週の公演はちょっと節目の大事な公演だったので、その気負いが強くて肩に力が入りすぎて物足りない結果に終わってしまった。悔いが残る。
毎回、色々な取り組みの考えさせてくれる劇作家の本だけに、もうこれが最後かと思うと、今まで以上にしなくてはと考えすぎて、ちょっと独りよがりして、結果は何も出来ていない有り様。
さらに、社内での自分の仕事の姿勢と周りとの温度差も苦痛になっている。
大きな壁に囲まれた気がする。
乗り越えるのも一苦労なほど、自分も余分な荷物を持っているかも知れない。
ほら、気がつけば今年ももう12月。
駆け回った11月も過ぎて次の公演までのつかの間の休息。
新森の近くの家具と雑貨のTRUCKへ出かけた。
古い感じのいい家具を見ながら、こんなテーブルがいいとか、こんなソファがいいとか思いながらも、家にはもう置く場所もないなあと現実に悲しむ。
ショップの向かいにはカフェ「Bird」があるので、そこでお茶。手作りドーナツがおいしい。
静かな住宅地なので隔てるものがなく、いい感じに日差しが入ってくるのが心地よい。
休日は混雑するらしいが、平日の人の少ない時こそ楽しめる場所だと思う。
座った席から真正面に見える太陽からの日差しはその後、ちょっと堪えるまぶしさになってきたので、そこを出てそこからすぐの鶴見緑地公園へ久しぶりに行った。
あちこちの紅葉と少し肌寒いくらいの気温がこれまた心地よい。
池にはすでに鴨がいっぱい。
秋を堪能する事なく過ぎていった今年だけど、晩秋を少し味わえてどうにか季節を残せておけた1日だった。