昨日、2月1日一足先に近鉄小劇場が最後の公演を終了して18年間の幕を閉じました。
昨日は私はお休みでしたが、色々関わってきた近鉄小劇場の最後を見届けようと、またその最後の公演のイッセー尾形「最後の最後の上本町」をどうしても見たかったので出かけました。
終演後、いつもは公演最後はバラシがあるので早々に追い出しをかけてバラシに取り掛かるのですが、最後という事もあってか、みんな携帯カメラなどで舞台の写真を名残惜しそうに撮っていたのでしばらくバラシにかかるのを待っていました。
バラシ中、なんかもうここでは仕事しないのかと思うと複雑な気持ちになりました。
全ての片づけが終わった後、舞台でイッセー尾形さんも交えて、劇場スタッフなど関係者でお別れの乾杯をして最後を閉めました。
もうこの舞台では公演が行われないのかと思うと少し泣けてきます。
残念なのは、その後を継ぐべき劇場が出来ていないまま、役目を全うせずの閉館だった事です。
これは劇場だけの問題ではなく、観客、スタッフ、劇団側全ての責任です。
事の重大さを肝に銘じてこれからを考える必要があります。
近鉄劇場も今日を含めて後3日で閉館です。
Posted by seizi at 2004年2月 2日 01:52 | TrackBack (1) | [EDIT]残念です。
私にとって最後の近鉄小劇場は「熊沢パンキース」でした。
最初は何だったんだろう。
青い鳥だったかなあ。
タイトルは「一日の楽天」?
もう、記憶が曖昧だ。
自転車キンクリートや加藤健一事務所も近鉄小劇場だったような。
最終はふるさときゃらばんですか。
小屋は違いますが、
私の初めての演劇は、
高校生のときに見た統一劇場の「結婚」でした。
CHARAさんがうらやましくもあります。
Posted by: 3Y at 2004年2月 3日 00:45近鉄小劇場、芝居を観に何度か足を運んだことがあって残念です。こじんまりとして役者の汗やつばが飛んでくるような近しい感じがとても好きだったのに。
Posted by: ECRI at 2004年2月 3日 01:29「一日の楽天」ですか?
なつかしいですね。
劇団青い鳥が初めて近小に来た芝居ですね。
舞台一面に砂を引き詰めたお芝居でした。
あの時の小道具のひとつが家に置いてあります。
ここがあったからこそ出会えた芝居がたくさんあります。
芝居を見る空間としてはちょうどいい空間だっただけに
残念です。
(座席はちょっとダメでしたけど)
あの近しい感じが好きだという役者さんも大勢いました。
演劇にかかわる一人として、もう一度あんな空間を持つ劇場が出来るようにがんばりたいです。
非力ですけど・・・(笑)
どの公演も、文字だらけのチケットじゃなかった時代。
「一日の楽天」はパンフレットも面白かったのを覚えています。
(確か、K2の長友啓典さんだったと記憶しているのですが)
青い鳥で印象に残っているのは、小竹信節さんの箱庭のような美術。ショックでした。
近鉄小劇場には、復路1時間少々の車内(近畿日本鉄道!)で今見たお芝居の余韻に浸る時間が、付録のような思い出として残っています。
Posted by: 3Y at 2004年2月 5日 14:04