ちょっと前のニュースでごめんなさい。
小劇場が減っている関西小劇場界では朗報である。
朗報であるし、今後このような活動がもっと盛んに行われてほしいと願うばかりである。しかし・・・
ここからはちょっとわがままな独り言・・・
ワッハ上方は実際仕事で行った事があるのでその時の率直な感想はやはり、演芸場であるためホールの雰囲気がそれに見合ったものであると言うことである。
ある意味、小劇場の演劇はたんに上演される作品を見るだけでなく、その場の持つ空間を共有する意味があるのではないかと常々思っている。
つまり、芝居が始まるまでの行程、劇場へ行きその中へ入る時からすでに芝居が始まっているのある。
客席に座った瞬間、目に見えるものはこれから始まる芝居の一部となる。
客席と舞台を切り離して考えてはいけない。
そう考えると多分、小劇場に合う劇場というのは小劇場らしさが必要なのではないだろうか?
OMSはその空間が小劇場であり、近鉄劇場はあのむき出した鉄骨に意味がある。
どんな場所でも小劇場は出来るという持論を持っているがそれは、そうでない空間は合わせていくらでも作る事が出来る事であって、すでに形が出来ているものを合わせる事は難しい。
そう考えると精華小学校の方がより小劇場らしいと思う。
ただでさえ少ない場所なのでこういう意見はわがままに過ぎないとは思っているのでこれは本当に独り言・・
まだ、ワッハ上方で小劇場の芝居を見てはいないのでこの先、あの空間を活かして小劇場らしくしてくれる劇団が現れるのではないかという期待を込めて。
Posted by seizi at 2003年7月22日 15:50 | TrackBack (0) | [EDIT]